スギ花粉症の患者さんは何万人ぐらいいるのでしょうか?

推定3,000万人以上、国民の4人に1人がスギ花粉症と考えられます。

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(2013年版 アレルギー性鼻炎ガイドより)

患者さんの数は年々増えています

スギ花粉症の患者さんの正確な数は調査されていません。
しかし、耳鼻咽喉科医とその家族の約15,000人を対象とした全国調査では、スギ花粉症の患者さんは10年の間にかなり増えたことがわかりました(図1)
26.5%というスギ花粉症の患者さんの割合を、日本の人口1億2,600万人に掛けると、全国でなんと3,300万人もの人がスギ花粉症に悩まされている計算になります。

スギ花粉の飛ぶ量が増えた理由は・・・・

スギ花粉症患者さんが増加した大きな理由は、スギ花粉の飛ぶ量が増えたためです。
戦後、建築材料などにするために、北海道、沖縄を除く全国の山林にスギが植えられました。しかし、価格の安い木材が輸入されるようになると、スギ林の手入れあまりなされなくなりました。
そのため、1960年代後半から、花粉を多く作ることのできる樹齢30年以上のスギ林の面積が多くなりました(図2)。その結果、スギ花粉が猛威をふるうことになり、これから先数十年あとに飛散のピークを迎えることになります。

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(林野庁:スギ・ヒノキに関するデータ http://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/kafun/data.html )

中年に多いスギ花粉症。でも最近は若い年齢でも

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(2013年版 アレルギー性鼻炎ガイドより)

スギ花粉症は、30~50歳の中年の人で比較的多くなっています(図3)
しかし、最近では若い年齢でも発症するようになっています。また、スギ花粉症は自然に治るのが難しいため、今後患者さんの数はますます増えることが心配されています。

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監修:東海花粉症研究所 所長 宇佐神篤先生

参考文献:「厚生省花粉症研究班 日本列島空中花粉調査データ集」